モブサイコ100 3/7に更新されました56話の感想です。
ネタバレを多分に含みますので、未読の方はこちらから。






 モブの語りから始まる第56話。前回開設した霊幻のホームページは
そこそこ好評で、本格的な除霊以来もチラホラ入ってきているようです。
もっと知名度を伸ばすためにメディア進出をも狙っているとか・・・。

ところがモブの語りはなんだか不穏な方向に。「アルバイトで不満を感じた
事なんて一度もなかった。」
・・・んっ、これは何か不満要素が噴出するフラグ
か?時給の問題とか、師匠が霊能者ではないのがバレたとか・・・?



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え、何これ(ポニーテール)は。
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・・・ああ、そういうことね。いくら仕事とはいえこれじゃ不満も出るわ。


 というわけで、今回はお嬢様学校「聖ハイソ女学園」の生徒から依頼を受け、
潜入捜査を行うことになりました。もちろん敷地内は基本男子禁制なので女装
して入り込むことに。いや師匠、いくらなんでもこの程度の変装では一瞬でバレ
ますって。
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ホラ。

速攻で警備員に止められてしまいました。まあ当たり前といえば当たり前の展開。
あえなく潜入捜査は失敗か・・・と思いきや。

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モブ、女装バレず。
完全に学園の生徒だと思われています。けっこうハマってたのか。
ともあれ、捜査を進める上では好都合。霊幻の指示で、モブ一人で依頼人の元へ
向かうことになりました。しかし御存知の通り他人とのかかわり合いがいまいち
上手くいかないモブのこと、捜査が円滑に進むのか不安です。



 依頼人との待ち合わせ場所である、校舎の屋上にやってきました。そこにたむろ
していた数人の生徒に、なんとか勇気を振り絞って話しかけるモブでしたが、
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人違いでした。不良どもに絡まれてしまうモブ君。左端の「うっぜッ!!」って言ってる
奴のポーズがこの上なくうざいです。不良に一喝されて、トボトボ屋上を後にしようとした
その時、上の方から依頼者の二人が顔を出しました。

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 依頼者のチヒロ(左)とマリ(右)。チヒロさんガタイよすぎじゃないっすか・・・。

 今学園内では、生徒の私物が不自然になくなっていたり、変な音が聞こえたり、
ポルターガイスト現象が起こったりなど不可解な事象が続発。これは霊の仕業
だと判断した彼女らは、近場で安価な霊幻の事務所に依頼を出したのでした。
近場ってことは、この女学園も調味市内でしょうか?安価・・・霊幻師匠の良心的な
値段設定が、ここで活きてますね!

 さっきモブが不良たちに絡まれていた様子も見ていた彼女ら。
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モブに対して皮肉を浴びせますが、モブ自身は鈍すぎて気づいてません(泣)
「頼りない」と言われて、少なからず凹んでしまったモブ。しかし彼はここで
決意します。『僕一人でだって・・・何とかしてみせる!!』
・・・おお。モブの性格に、成長の兆しが見えます。依頼者の2人と共に学園内を
探索し、霊の気配を捜します。女子トイレの近くに差し掛かった時・・・

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モブの霊感が反応!直後、トイレの中から助けを求める悲鳴が・・・!
慌てて駆けつけると、そこには泣き崩れる女子生徒の姿が。彼女の証言によると、
個室のドアの上から、何かが覗いていたという。こえぇ!急ぎ、霊の気配を追う
モブ達。運動部室、プールと来て・・・体育館へ。霊が怒っており、これ以上追い回
すと何かしてくるかもしれないと踏んだモブは、決着を着けるべく体育館に結界を
張り、霊を閉じ込めてしまいました。

体育館内ではバスケットボールの真っ最中。ゴールに向けて放たれたボールを、
突如出現した巨大な手が握りつぶしました。
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 デカい!生徒たちとの比較で分かる通り、かなり巨大な霊です。ONE先生も
コメントされてましたが、なんとなく体がエクボっぽい。「霊能力者のオスガキ・・・
よくも僕を閉じ込めてくれたな・・・」。怒りを露わにする霊。その名も
「悪霊匂い嗅ぎ」。
ひどい。何がひどいってもう色々とひどい。間違いなく変態の霊です。


悪霊の出現でパニックに陥る生徒たち。先生をおとりにして逃げようとする奴まで
出る始末。しかしここには・・・そう、最強の霊能力者・モブがいます。拳を振るい
襲いかかる悪霊・匂い嗅ぎでしたが、
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当然、モブの前では為す術なし。個人的にこのコマのモブ君のポーズお気に入りです。




腕を吹き飛ばされ身の危険を感じた匂い嗅ぎは、女子生徒を人質に取ろうとしますが、
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その前に立ちはだかるモブ!あれ?モブってこんなにカッコ良かったっけ?
表情がキリリとしてます。



モブの力で悪霊・匂い嗅ぎは消滅。めでたく事件は解決しました。すると!
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瞬く間に女子生徒たちに取り囲まれるモブ。いいn(ry
「何組の子?」と質問されているということは、まだ女装だって気付かれてないんですね。
こういった状況に全く慣れていないモブの反応がなんか初々しい。上気してます。
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この反応を見て、わずかに残った匂い嗅ぎの霊がモブに捨て台詞を吐きました。
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「お前も僕と同じ・・・"青春の脇役"なんだろ・・・」「なぁお前・・・日々を満喫してるか?」
モブは思います。「彼も・・・生前は僕と同じ・・・不器用なだけだったのかも。」
まあ死後はただの変態ですけど。



ところで霊幻師匠がどうなったのかというと、塀を飛び越えて脱走したようです。
逃げ足も速いとは、本当に万能な人ですな。

翌日。テレビでは女装した師匠の一連の事件が報道され、新聞にも掲載されました。

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皮肉を使いこなせるようになったことも含め、モブの成長を垣間見ることが
できた56話でした。